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From Akiyo NOGUCHI

応援してくださる皆さまへ

東京五輪、そして私の最後の大会が終わりました。今でも1番信じられないことは、次の大会の予定がないことです。

だってオリンピックが終わって一番感じることは、もっと登りたい!強くなりたい!っていう気持ち。どんなに頑張っても強くなっても、永遠に満足させてくれることのないクライミングの魅力。

私の競技人生の最後の大仕事として、そんなクライミングの魅力がもし少しでもみなさんに伝えることが出来たのであればそれこそが私の”集大成”だったと思います。

11歳でクライミングと出会い、12歳で全日本ユースで優勝した。16歳で日本一になり、世界に挑戦した。いきなり世界選手権で3位になることができた。19歳でワールドカップ初優勝、20歳でワールドカップ年間チャンピオンになれた。その後、4度の年間チャンピオンになることができ、26歳の時にスポーツクライミングにオリンピックの話が持ち上がった。招致活動に携わり、27歳でスポーツクライミングがオリンピック種目となった頃には日本での連覇も途絶え、世界で活躍することが厳しくなっていた。3種目をこなすことに苦しみ向き合い続けた3年後のオリンピック選考大会で掴んだ夢の舞台。そして1年延期となった2021年、32歳で開催された最初で最後のオリンピック。

クライミングが私に教えてくれたことは数えきれない。
絶対に最後まで諦めないこと。
自分に負けない、逃げないこと。
どんな自分も好きで居続けること。
自分を信じ、コーチを信じ抜くこと。
応援してもらえる喜び。
私のことを私以上に喜んでくれる人がいる喜び。
心身共に健康で登ることのできる喜び。
共に戦い支え合えるライバルがいる喜び。

私の人生を豊かにしてくれたクライミング。
もう一度わたしに夢を見させてくれた東京オリンピック。

私の競技人生はここで終わりですが、私の人生はまだまだここからです。
今度は私がクライミングに、応援してくれた沢山の方々に恩返しをする番です。

ありがとう、クライミング
ありがとう、オリンピック
そして最後まで見守ってくださったみなさん、東京オリンピックの開催にご尽力頂いた全ての皆様、本当にありがとうございました。

 

野口啓代

 

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